2013年3月9日 林 季一郎

日本人にとってのアフリカ

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朝露にまみれて起床。雨をかぶったようにテントの中までびしょ濡れだ。湿気は嫌いだ。

昨日は暗くて見えなかった川を渡って、カメルーン側に入る。茶色の地面と緑の木々、そんな熱帯林に馴染むような粗末な建物で入国審査をすませる。

スタンプを押してもらってる間、ずっと目の前に置かれている拳銃が気になっていたので、聞いてみると、ほら本物だぜって、銃口をこっちに向けてきた。おい!アホか!冗談はよしてくれ

さぁここから次の街までが、悪名高いダート道。ガイドブック、ネットともに、「ここはやばい」と、なんかもう伝説みたいになってるんだ。

旧宗主国の西洋人にとっては、アフリカは自分たちの裏庭程度に思っているのかもしれないが、日本人には冒険心をかきたてる未知の大陸なんだ。以前読んだ本でも、日本人研究者たちが、決死の思いでアフリカ調査に出向いたところ、現地でフランス人が家族旅行で来ていた驚いた、と書かれていた。これが1970年だから、そういった意味では、日本におけるアフリカへの視線は、それからもあまり変わっていないのかもしれない。貧困、飢餓、紛争といった視点だけが強調され、それ以外は見向きもされない。日本にとってアフリカは未だに暗黒大陸であって、少なくても、家族旅行で行くところではない。

話を戻すと、そんな冒険の匂いのぷんぷんする、ダート道に入って行く。しかし、時代は進んでいるようだ。あちこちに道路工事用の中国トラックが止まっている。急ピッチで整備を進めているのか、平坦にならされた道が続く。ギニアで通った悪路に比べればこんなのジョークだ。

良かったとホッとすると同時に、少し残念な気持ちになる。

ダートが終わると、真新しい舗装路が現れた。熱帯林のど真ん中には、どうしても似つかないが、揺れ一つなく、車が進むのは有難い。

次第に、高度も上がっていき、気づけば気温も下がってかなり過ごしやすくなっている。目的地の町の手前の町で時間があったので、「かつての部族の王の家」というものに寄ってみた。

部族、そのあたりの事になると、もはや日本に生まれた自分には理解できないところだが、とにかくここにはその伝統が未だに続いているらしい。

王に呼ばれた者は、「グフ!(百獣の王?)」と腰を曲げて叫んで返事をするあたり、もう映画の中の世界だ。

車にもどろうとしたときに、地元の若者2人が玄関で待っていた。どうも、親族が亡くなったらしく、そういう場合は王にパームワインを差し出して、報告する慣習らしく、それをもってきていた。少し飲ませてもらったが、すっぱくて不味かった。

さらにタイミング良く、ここで不要だったバッテリーを売ることができた。
売れることにびっくりして、向こうの希望通り2000円で売ったけど、本当はもっと高く売れたんだろうか。じゃあな、頑張れ日本のバッテリー君

今日はBamindaの町に入ったところで就寝。明日は首都のヤウンデに入る。

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