- ・バザールの様子、商品の製作風景、購入後のお礼などを動画で再現。
- ・海外バザールの「値切り交渉」を導入。あなたの交渉力でさらにお得に!
- ・ショップにない商品は、現地の買付担当に直接「リクエスト」が可能。
- ・注文後の買付なので在庫を抱えない。だから他に負けない品揃えを実現!
- ・本当の店舗のような品揃えは、本物の市場のように探してるだけで楽しい。
- ・まさに、BUYBYでしか買えないレアなものがある。
- ・商品は安いけど、日本への送料や輸入関税が高いのでは?
- ・商品代金+国内発送料+決済手数料のみのシンプルな料金体系。
- ・国内ショップと同じ感覚で、手軽に安心して買い物ができる。
- ・1週間~10日という超短期・期間限定でのカウントダウン販売方式。
- ・その分、日本へまとめて一括輸送ができて、その分商品が安い!
- ・その代わり売買成立のため、皆さんには口コミで広げてもらいます。
りか:『BUYBY』をはじめたきっかけは?
林:そうですね、本当のことを話すと世界一周の旅費が少なくなってきてたんです(笑)
ロシア、中央アジア、中東、ヨーロッパときて、今がアフリカのモロッコなんですが、
「あれ?このままじゃ南米までしか行けないぞ…」ってなったわけです。
有難いことに僕らは色んな方に応援して頂いているので、
途中リタイアなんてのは有り得ないわけで、何とかしなきゃいけない。
加えて、もともと自分自身が貿易関係の仕事に興味があって、旅の中でもそういった、
商品の日本への販売みたいなことが出来たらいいな~と漠然と考えていました。
そんなことで、資金的な必要もあって「旅をしながらお金が入る」なんていう都合のいいことを
ネットで調べてると、実際に世界を旅しながら現地の物を買付けて日本に売りながら旅費を稼ぐ人の
ブログを見つけたんです。それで「お、これは俺らにもできるんじゃないか」と思ったわけです。
それにどうせやるなら、僕らの旅のテーマである「誰でも体験できる世界一周」に合わせよう、
それで、コンセプトは「日本にいながら、世界のバザールで買い物を体験する」になりました。
世界一周を追体験しながら、本当に現地で買い物もできたら面白いですよね!?
りか:二人の役割と仕事の内容は?
林:まず、BUYBY全般の趣旨や方向性などは二人で相談して決めています。
具体的な分担は、僕がwebサイトの構築と競合情報(価格設定や扱う商品種等)を
片っ端からエクセルに入力していました。隆には、商材写真の撮影と店舗ごとの紹介動画の製作、
それとオープン後にどうサイトを広めるかのアイデアを練ってもらいました。
その上で、毎晩話し合いを持って、お互いの進捗状況の報告と意見の出し合いをしていました。
日中は各自の作業、夜は相互でチェックという具合ですね。
りか:サイトのオープンまでの経緯は?
林:立ち上げのきっかけはもう話したので、思い立ってからオープンまでの話をしますね。
まず、思い立ったのが10月30日で、その時テキトーに決めたオープン日が11月15日。
今から考えればもっと余裕をもてばよかったんですが、準備期間が2週間余りと、とにかく時間がない。
その場でオープンまでの予定をざっと書き出して、すぐwebサイトの構築に取り掛かりました。
でも、どうやったらネットショップが作れるのかが分からない。調べたら、ブログソフトWordpressに
無料でそういうシステムを埋め込めると分かったので、すぐにダウンロードして作り始めました。
そこから1週間、朝は8時から夜の12時まで一日中パソコンをいじり続ける日々です。
それでもサイトが徐々に出来ていく達成感は嬉しかったですね。
そして、11月8日にバザールのあるマラケシュの街に入ります。
マラケシュにはスークという、壁に囲まれた区画があって、その中の迷路のような通路にびっしりと
お店がひしめいてるんです。観光客と客引きでごった返していて、本当にカオスな空間です。
初めてそこに入った時は、「本当にこんなとこで商品の写真だけ撮らせてもらえるんだろうか?
BUYBYのビジネスモデルを理解してもらえるんだろうか?」と不安になりましたね、さすがに(笑)
そして、次の日から実際に店舗を回って撮影の交渉です。
「こんなサイトを作ってます!是非写真を撮らせて下さい!」ってな具合で回るんですが、
思いのほかすんなりOKがでるのには驚きました。
それでも、門前払いされたり、時には撮影してる途中で「撮影が長い!」と怒られて
追い出されることもあり、結構精神的にきましたね。
それでも、りかさんが協力を申し出てくれたおかげで、何とか11月15日19:00にオープン
することが出来ました。本当に有難うございます。いや~オープンの時は本当にホットしましたよね。
りか:ん~、申し出たっていうより、強引に巻き込まれたって気もするけどね…(笑)
林:ははは…。まだまだこれからです。頑張りましょう(笑)!
りか:サイトの起ち上げまでに困難はあった?
林:やはりモロッコの通信環境の悪さでしょうか。
日中にバザールで撮った写真を、夕方にカフェに戻ってからアップしていくんですが、
まず何よりその回線の速度が本当に遅い。しかも、夜になるとカフェはサッカー観戦をする人で
ごった返して(モロッコでは毎日のようにパブリックビューイングが!)、ネットはぶつぶつ切れる。
その度にアップ途中だった写真を一からやり直す、どうしようもないイライラですね(笑)
時には、店員から「今日は早く帰りたいから..」と追い出され、急きょ深夜のマックへ移動して作業。
とにかく、作業をしたくても、その環境がないというのはもどかしいですね。
徹夜したいと思っても出来ないですから。
それともう一つ困難を挙げれば、モロッコの現金主義的な商慣習でしょうか。
これはモロッコに限った話ではないと思いますが、ここでは特に、
その場で買わない客には冷たいんです。
BUYBYのビジネスモデル上、その場では商品を買わないと伝えると「なら帰ってくれ」となる。
「今度来た時に買うから」と伝えても、聞く耳を持ってくれない。とにかく今稼げることが第一と。
りか:学生時代に学んだことや当時の経験は活かされてる?
林:ん~これは答えづらいですね(笑)正直に言えば、大学の授業で習った内容は役に立ってないです。
そもそもあまり真面目に授業に出てなかったので何も言う資格はありませんが(汗)
それでも、部活やバイトでの経験は大きかったと思います。
部活では、きつくても自分で決めたことは最後までやりきること…ちょっと普通すぎますね(笑)
でも小さな事を一つ一つやり切ることが、自分ならできるんじゃないかという自信(過信?)
になるので、それが大事だと思ってます。他人には負けても、後で頑張って見返せばいいですけど、
一度自分に負けたら、次には自分を信用できなくなりますからね。
それとバイトです。中華街で事務をしていたんですが、そこで色々と雑務をやりながらも
隣のデスクで社員の方がネットショップを運営してる様子を見てました。
自分ではやってませんが、その雰囲気を知っているのは思いのほか参考になっています。
誰でも立ち上げのときは苦労するもんなんだ!って自分に言い聞かせたりして(笑)
りか:ずばり、これからの『BUYBY』の目指す所は?
林:これはまだまだ妄想にすぎないんですが、いずれは世界の旅人が現地買い付けした商品を
自由に販売できるプラットフォームにできたらいいな~なんて思ってます。
ホント漠然とした思いなので、実際に出来るのか、本当にやるのか、とかは抜きにして下さいね(笑)
これは資金難からBUYBYを立ち上げた僕らの実感なのですが、とにかく一度旅に出てしまうと、
お金が入ってくるシステムがない。だから、お金が底をついた時点で日本へ帰らなければならない。
でも、日本で旅の経験を活かせる仕事なんてそうあるんでしょうか?ちょっと勿体ないですよね。
でもよく考えてみれば、実際に海外にいることは、それ自体が一つの価値だと思います。
実際に現地にいるんですから、今回のような買付バイヤーだって出来るし、それこそ極端に言えば、
時差を利用して「一人オフショア開発」なんてのも出来るわけですよね、理論上は(笑)
日本が夜の間に、こっちでは昼ですから、その時差を活かして仕事を受けることもできますよね。
そんなように世界を旅する人たちが、それを活かして、旅費を稼げたら面白いですよね。
その一つの手助けの場に、BUYBYがなれたら嬉しいです。