2012年9月18日 林 季一郎

【合流日記3】 安藤さん五日目

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午前9時、ローマへ向けて出発。当初の予定ではこの日にフィレンツェに連れて行ってもらい、翌日そこでお別れするはずでしたが、無理を聞いてもらいました。

ところで私は大学院で経営の勉強をしているのだけれど、林さんは慶應レスリング部の元副将だから、最近の体育会の運営は根性論だけではなく、経営学の理論も取り入れていることを教えてくれた。
彼ら、とくに林さんはインプットに飢えているのが明らかで、本を勧めてくれと言う。しかし取り寄せられる本は限られており、多くの時間ひたすら自分と向き合うことになる。彼らと同い年の、ネットワーキングに夢中な大学院の同期たちとは対照的。

突然、林さんが私に、自分たちがしていることは経営戦略的にいうと何なのか、新規性はあると思うかと聞く。彼は、車での世界一周は既に他の人がやっていることで、お金さえあれば誰でもできることだと言い、私はそうではないと思うのだけれど気の利いたことが言えない。

午後2時頃にローマに到着、地元民と思しき人々で賑わっているレストランを、林さんが運転中に見付け、そこで昼食。これが当たりで、翌日の昼食もここでとりました。

この日の宿はテルミニ駅近くの、普通のアパートの一室をホステルに改造したようなところ。同室に日本人女性と日本で英語を教えているヨーロッパ系の女性がいました。彼女たちはニースからローマまでヒッチハイクで来たとのこと。もしかしてこういう人たち、実は日本にたくさんいるのかしら。

一緒に旅をしてわかったことですが、林さん、平岩さんは観光というものをほとんどしません。理由は「お金がかかる」「旅の目的ではない」「関心自体もそれほどない(なくなった)」等々ですが、ローマでは半日だけ一緒に観光してもらいました。途中でサッカーをする子供たちに遭遇。元サッカー少年で、世界一周中に子供たちとサッカーをするのが夢である平岩さんは、転がってきたボールを一度だけ蹴りましたが、彼らがあまりにも下手なため落胆し「この中からインテル(の選手)が出るとは思えない……」と呟いていました。 ホステルでシャワーを浴び、午後7時からホステルの近くのレストランで夕食。地元のワインも頂きました。

夕食後、1時間だけデリカで寝かせてもらいました。この時期イタリアの夜は肌寒いですが、ドアを開けた車内はほどよく温かくて、ほどよく狭いところが繭みたい。林さんに「私の今日のベッドと交換して」と頼みましたが「いやです、僕はここが一番気に入っているんです」と笑顔で断られました。

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