2012年3月11日 林 季一郎

東日本大震災一年後の被災地へ

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■2012年3月11日

夜10時になった。

約束通り、東戸塚(神奈川県)で友人1名を拾う。

本当は総勢5名の旅路のはずが、色々生じて結局2人旅に。

 

まあ、デリカ(車)の予行演習してはちょうどいいか。

ん?どこに行くのかって?

 

そう、一年前の今日

東日本大震災が東北一帯を襲ったのです。

そして、その一年後となる今日、どうしてもそこの「今」を見てみたかった。

 

だから、デリカの試運転も兼ねて

いや、その言い方あまりに被災された方には失礼かもしれない。

 

実は、数か月前に、俺と隆ともう一人の三人で

陸前高田の被災地現場で瓦礫の撤去作業のボランティアをしたことがある。

 

当時の写真↓

  

 

それから数か月が経った今

震災直後と比べて、テレビでの報道も目に見えて減ってきていて

 

 

 

「その後、この場所はどうなったんだろうか…」

そんな思いが時々頭をよぎった。

 

だから、それを確かめるべく、今デリカは北上を続けているのです。

 

結局途中誰も拾う必要がなくなったので

夜通し行けるとこまでいくことにした。

そして福島の白河のあたりでしばしの仮眠。

 

さて、肝心の車中泊テストのために

まだ制作途中の、後部座席をすべて取っ払って設置したベッドで

二人ともそれぞれの寝袋に入って睡眠。

 

寝袋の中はあったかいが、車内は結構寒い。

普通にしているとぶるぶる震えてきて、何もできそうにない。

こりゃ何か対策が必要だな。 2時間あまりの休憩後ふたたび高速本線に戻り北上。

 

しかし、30分後睡魔におそわれ再びPAに非難。

1時間運転席で仮眠。 1時間後二度目の朝をむかえ、静かに車を始動させて再び北上。

石巻、気仙沼をまわり、2:30頃、陸前高田の『合同追悼式会場』近辺に到着した。

 

想像していたのとは、大分違った。

 

何と言えばいいのか。

一面一見すごく穏やかな空気が漂っている気もする。

 

それほどまでに津波によってすべてを流され

残された土塀の根本部分だけが広がっている光景は

もはや昔からそうであったかのような、落ち着いた印象を与えてる気がするんだ。

 

すでに3.11のあの日が遠い過去の出来事のように。

 

こんなことを言うのは不謹慎極まりないことだろうが

これもおそらくは、震災前を知らない部外者の俺らだから感じることなんだろう。

ここで生活していた人からしたら、喪失以外の何でもないのだから。

 

会場に近づくにつれて、喪服に身を包んだ人々が

会場となっている学校の校庭へと向かって歩いていくのが見えてきた。

 

僕らも自然とその方向に車を進めていった。

しかし、それが間違いだった。

 

進み入っていくにつれて、歩いている人々が俺らの車に目をむける。

それが横浜ナンバーであるのを見て、彼らはどう思っているのか。

僕らは、場違いなところへ来てしまった気まずさから、車からおりることもできない。

 

車の中と外では本当に違う世界のようだった。

僕らは道を引き返す、後味の悪さだけを残して。

 

海岸へ車を走らせる。

途中、山道が終わり一気に海が開けたところにでると

道脇に一台の車がとまっていた。

 

横を通りすぎるとき、ちらっとだが、おじいさんらしき人かげがみえた。

きっと、その人は市内ではなく、そこで静かに1人でその時を過ごすのだろう。

そして僕らは峠をこえ、だれもいない波打ち際で2:46を迎えた。

 

ちょうど車をとめて防波堤の上にのぼったとき、市内の方からサイレンがなった。

それにあわせるように、海からは汽笛がポーポーと音をならしていた。

 

2012年3月11日2:46。

一年後のその日の陸前高田では、とても穏やかな時間がながれていた。

 

防波堤の下にいるカモメが

心なしか鳴いていたように思えた。気のせいかもしれない

 

サイレンがなり終わり、海岸を離れた。

そこから一気に大船渡、釜石を経て、目的地の大槌まで行く。

そのころになると若干雪が降り出してきた。これが積もると帰れなくなる!

 

考えた結果、一気に帰れるとこまで南下することになった。

真っ暗な山道を、猛吹雪の中何度かスリップしながらもどうにか抜け、

途中の温泉でしばしの休息。再び車をはしらせ、高速に入る。

そのころには視界がほとんど見えないほどの吹雪になっていた。

 

道路の白線も見えない。ただ進むのみ。

さすがに、もう無理になってきたので、途中のSAで仮眠を取ることに。

 

そう、このことがまさかの事態に発展するとは思いもせず…つづく

 

 

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